この雑誌の編集方針▶ 岩佐明彦

 

建築の見え方と見せ方を考える

 

パンデミック、地球規模気候変動、頻発する災害、格差の拡大、社会は多くの課題に直面しており、こうした課題の解決において建築が期待されている役割は大きい。
しかし建築の世界に目を向けたとき、その技術は高度化する一方で、細かく専門分化したことで、しなやかに課題に対応する力を失っているようにも見える。
建築は社会から何を期待され、それにどのように応えることが出来るのか。建築を通して見える社会を再確認したい。

◎都市と建築
都市と建築を個別に扱うのでなく連続的に議論する。

◎横断と縦断
領域の横断。世代の縦断。ダイバーシティ。切り口を変え、視点を変える。

◎回復と転換
コロナから我々は何を学ぶのか。この災厄からいかに回復するか。コロナをきっかけにどう変わるのか。