2026-2月号 FEBRUARY
特集02 何が遺ってきたか/何が遺っていくか
戦後80年を過ぎ、いわゆるモダニズム建築やメタボリズム建築、ポストモダン建築の保存・解体が議論される時期に差し掛かっている。こうした近い時代に建てられた建築においては建築史や建築意匠を主体とした建築物の捉え方だけでなく、工学に基づく設計や大量生産システムを背景とした施工が普及した後の建築ということもあり、遺る場合、遺らない場合の状況が変化しつつあるのではないか。
現実的にはすべての建築物が遺るわけではないなかで、これまで何がどのように遺ってきたのかを振り返りつつ、これから何がどのように遺っていくか、そのリアリティーズを考えたい。
| [目次] |
| 00 | 巻頭連載 建築の寿命と延命処置 |
| 02 | 特集② 何が遺ってきたか/何が遺っていくか |
| 03 | 総論 近過去の建築に向き合う 加藤悠希 |
| 04 | 座談会1 遺してきたもの─保存継承の実践から 腰原幹雄、齋賀英二郎 |
| 10 | 座談会2 遺るか遺らないか─この半世紀で見てきたもの 石田潤一郎、田路貴浩 |
| 16 | 論考1 建築材料の遺りやすさについて 丸山一平 |
| 18 | 論考2 まちづくりにおける〈遺産〉とその物語 ―オーセンティシティと「歴史への真摯さ」に関するノート 吉江俊 |
| 20 | 論考3 解体は保存の敗北か?─建築保存のコペルニクス的転回 林憲吾 |
| 22 | 論考4 保存継承と構造エンジニアリング 福島佳浩 |
| 24 | 編集後記 よそよそしい保存論 伏見唯 |
| 25 | 「勝ち/負け」について 木村吉成 |
| 26 | 令和六年奥能登地震 復興への長い道のり 坂本市郎 |
| 28 | レム・コールハース氏 インタビューその② レム・コールハース |
| 31 | 建築展がひらく、中心的課題へ訴求する場 ―1920年、分離派建築会の結成とメディア的展開 本橋仁 |