表紙アートワーク SPREAD
表紙写真 神宮巨樹

2023-11月号 NOVEMBER

特集= 11 空疎と充実のにぎわい論


11 Empty and Full of Vibrancy

 

特集11 空疎と充実のにぎわい論

公共空間にまつわるマジックワードに"にぎわい"がある。

利用者を増やすこと、収益を上げること、派手に演出することなど、"にぎわい"は多義的であり、場所づくりの目標として掲げれば、多くの人の思惑を便利に包含できる。

しかし"にぎわい"が連発され、その意味が多様で曖昧になればなるほど"にぎわい"は空疎になり、公共空間の本質的な価値から遠ざかってしまいかねない。

一方でコロナ禍に"にぎわい"が制限されたことで、より公共空間に本質的な価値を求める声が大きくなっているのではないだろうか。

本特集ではすっかり空疎化した"にぎわい"について再び考えたい。

充実した"にぎわい"とは何なのか。

[目次]

000連載
インスピレーションの起源 第23回
野原卓

002

特集 空疎と充実のにぎわい論
Empty and Full of Vibrancy

004インタビュー
日本的"にぎわい"の思想と実践
吉村有司
010論考1
つながりが流れを、流れが"にぎわい"をつくる
高松誠治
011論考2
地域の持つ潜在的な魅力を引き出し、
持続可能な"にぎわい"をつくる
─立川グリーンスプリングスが目指す地域活性化の取り組み
久保憲一
012論考3
誰ひとりお客様にしない
─おやまちプロジェクト流の"にぎわい"づくり
坂倉杏介
013論考4
共生する都市の公共空間を想像する
小野悠
014論考5
マネタイズの波に覆われた東京の公共空間にも、
本当に大切な社会資本を生みだす
小さな渦は生まれ続ける
─東京ストリートカウントより
土肥真人 吉田祐記
015論考6
"にぎわい"の手前、あるいはその周辺を行く
山川陸
016カタログ
公共空間の希少種
会誌編集委員会
018インタビュー
遊戯道路にみる、充実した"にぎわい"
内海皓平

連載 建築×○○で広がる未来 14
024建築×ケアデザイン
アートやデザインを通じて医療福祉の環境を変える
岩田祐佳梨

RECOVERING NOW ⑪
028水俣病 ─発生から60 年を越えて
原田利恵

web連携 建築討論Annex
032連帯する個人 ─労働者・大衆の時代とその建築
頴原澄子