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表紙写真 System of Culture

2026-4月号 APRIL

特集= 04 建築学生と就活の現在形


04 Architecture Students and the Reality of Job Hunting

 

特集04 建築学生と就活の現在形

建築という営みは、設計行為にとどまらず、都市計画、まちづくり、研究、行政、ものづくり、技術開発、さらには地域実践や社会起業へと広がり続けている。
一方、日本独自の就職活動システムのもとで、学生の進路選択は限られた形式に回収され、学びの時間よりも「就活対策」が優先される状況も少なくない。
建築5会による提言「国際的で魅力ある次世代の建築職能人材の育成に向けた提言について」(2025年5月)では、資格取得や就職活動の早期化が大学院教育の空洞化を招いていると危機感が示された。
建築学が蓄積してきた知を社会へ還元するための思索と研究の時間が、実務的要請に圧迫されている現実は看過できない。
さらに、職能概念そのものが揺らぐ現代において、この状況は教育と実務の分断を深めかねない。
AIをはじめとする技術の進展が既存の専門性を問い直すいま、本特集では採用形式の比較にとどまらず、未来を担う学生たちが抱く展望や不安、希望に正面から向き合い、建築の学びと働き方の可能性をあらためて捉え直す。
なお、2026年4月9日は本会創立140周年にあたる。

[目次]

00巻頭連載
学生から社会人への「移行期」のデザイン

02

特集 建築学生と就活の現在形

03インタビュー
学業と職業のはざま
─日本の就活と建築教育
常見陽平
07座談会1
拡張する建築系キャリアパス
赤松佳珠子、山梨知彦、田中友章
13アンケート
30人×2問
─移行について:あのときの建築学生たち
29論考1
建築を作品として扱う世界が続いていくために
後藤連平
31論考2
建築学生の「やりたいこと」
─後期近代における就職志向の歴史的転換
松村淳
33座談会2
就活のリアリティーズ
─社会と大学、そのあいだ
佐藤萌、藤田百々笑、山中俊人
38海外レポート1
北米の建築就活事情
松原祐美子
39海外レポート2
理論と実践、スイスのクラフトマンシップ
杉山幸一郎
40海外レポート3
中国建築学生のサヴァイヴァル時代の到来
助川剛
41海外レポート4
インド建築学生のキャリア形成
─経済的背景と職種選択
後藤克史

越境の現場を巡る:03
42文化・芸術の実践から生まれる福祉の場
─Good Job!センター香芝
森下静香

復興のリアリティーズ:04
44震災31年目の記憶の存在と変容
高森順子

ノードとしての建築展:04
46帝都復興創案展(1924)
─復興の統率と創案の自律
川勝真一

ものづくりの過去と現代:04
48「水の流し方」について
𠮷田葵、高石竜介